独学マルチプレーヤーのタッカーエレクトンさんは、ずーっと前から自分の音楽愛を9才の娘カレンちゃんに共有して、彼女がもしそれを求めてるのなら、一足も早く自分と特定な楽器、またはジャンルとの関係を追求出来る様な環境を用意してあげたいと願ってました。それは彼が子供の頃、両親が自分の音楽に対する気持ちを理解出来なかったからです。でも蓋を開けてみると、カレンちゃんはお父さん譲りの自分で答えを見つけ出すのが好き、邪魔されるのは嫌という子に育ちました。「彼女は僕が教えようとするとすぐ抵抗するから、同じ事を何回も申し出すより僕はあっちこっちに楽器を置くようにして、彼女が楽器を手に持って練習始めると、僕は自分の喜びを隠して知らんぷりしてました(笑)」とタッカーさんは言います。「今でも気をを付けなければいけないのは、もし彼女がコードとかで苦闘してて僕が自分の楽器で教えたり、もっと良いやり方を教えようとすると、彼女はイライラし始めて、何でそんなことするのって聞いて来るんです。いつも自分で答えを見つけたいんですよね、もっと時間が掛かるとしても」
タッカーさんの音楽ビデオにカレンちゃんが出演してるのも同じ感じだとタッカーさんは言います。もし前持って彼女に参加を求めると断るられるのですが、自分が勝手にビデオの撮影を始めて、シンプルにカレンちゃんにそこ立ってとか、これ持って、このお面被って、そう言うと参加してくれるのです。「彼女は何かが実行されてるとこを目撃すると何かが違うみたいですね」とタッカーさんは話してくれました。「自分が全体のコンセプトに役が立つと思えれば、気が変わるんです。僕が編集の作業してる時も一緒です。もし僕が映像をアレンジしてたり、彼女に自分の作業を見てもらって意見を聞いたりすると、興味を持ってくれて正直に教えてくれますね」
ここ2年は家族とアーティストのタッカーさん本人にもコロナ禍の影響で経済的な不安など色々ありましたが、以前よりカレンちゃんとの近い関係になれたのは確かだとタッカーさんは認めました。今までも家の中で音楽や音楽ビデオを作って来たタッカーさんですが、コロナ禍で何ヶ月も家族全員が家に居る時間が出来たのを機に、積極的に彼女に自分が作ってる物に参加してもらう様にしたのです。自分は、お父さんの仕事が忙しすぎた理由で、お父さんと二人でこんな事をした記憶が無いのです。
カレンちゃん自身が興味持ってる事に関しては、例え自分には分からなくても、ちょっと興味を持って観察してる人の様に、彼女に説明してもらったり見せてもらったりして、そうやってサポート出来たらと思っているタッカーさん。これは今彼女がハマってる馬の事。「僕が子供の頃、親は殆どほっといてくれてて、勝手に音楽の世界を楽しんで来いみたいな感じでした。自分達は音楽の事はあまり分からなかったので。勿論今としてはたまにもっと共有したかったなって思いますけど、それはそれで今の自分にある音楽の表現力や、意見の強さに繋がっていると思うので、これは彼女にも受け継いで欲しいですね」とタッカーさん。「何も知らない物に対しての僕の意見なんて彼女には必要ないですよ。こう言う時こそ彼女から物の対する真の価値、ときめき、喜びを教えてもらえる機会なんだと思います、変に僕の影響抜きにね。僕が何かに対して言いたい事があったとしても、彼女には自分の意見と価値観に確信を持ってらって、僕が何言っても絶対自分の気持ちは曲げない様な人になってもらいたいですね。こういう自由を与える事で、彼女は僕にカレンとは誰か、誰になりたいかを見せる事が出来ると思うんです。その逆じゃなくてね」